名古屋のカジノ店摘発で従業員ら23人逮捕 バカラ賭博をした疑い

名古屋市の繁華街のビルの1室でバカラ賭博をさせていたなどとして、従業員や客ら23人が逮捕されました。店はいわゆる「3密」の状態で、新型コロナウイルスに伴う緊急事態宣言が出たあとも営業していたということで、客の1人は「仕事が休業してすることが無く、週に数回来ていた」と供述しているということです。

逮捕されたのは、愛知県小牧市の浦野貴士容疑者(45)ら男3人と、従業員の男女8人、それに20代から80代までの客12人です。

警察によると、浦野容疑者ら3人は先月16日ごろから23日ごろにかけて、東海地方最大の歓楽街、名古屋市中区錦のビルの1室でトランプを使ったバカラ賭博を開いた疑いが持たれています。

また、従業員8人は16日午後9時すぎ、客12人にバカラ賭博をさせた疑いが持たれています。この店は先月、新型コロナウイルスに伴う緊急事態宣言が出され、休業要請が行われて以降も営業を続けていたということです。

また、店内に窓は無く入り口の扉も3重になるなど、いわゆる「3密」の状態で、捜査員は摘発の際、ゴーグルや手袋を着用して現場に踏み込んだとのことです。

警察は、店舗関係者11人の認否について明らかにしていません。カジノ店で得た利益が暴力団の資金源になっている可能性もあるとみて捜査しています。

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