国民投票で可決、スイスでオンラインカジノ解禁

カジノが合法化されているスイスで10日、オンラインカジノの運営を認める新たな賭博法の是非を問う国民投票が行われた。

スイス放送協会が伝えた開票結果によると、賛成約73%、反対約27%で可決された。

新法には、収益拡大によりギャンブル依存症対策を強化する狙いもある。カジノ解禁に向け、法整備を急ぐ日本にとっても、依存症対策に力を入れるスイスの動きは参考になりそうだ。

昨年制定の新賭博法は一定の条件下でオンラインカジノの運営を認めた。
しかし政府が条件を満たしていないと判断した場合はサイトへのアクセスを遮断できるとした。

また、依存症対策をカジノ運営者だけでなく、所在地の州政府などにも義務付けた。主要政党の若手議員らはこれに対し、サイト遮断の権限を政府に与えると「インターネットの検閲につながる恐れがある」と反対。5万人以上の署名を集め、国民投票の実施に持ち込んだ。

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